病院以外でも働いている医師

医師はいろいろな場所で働いている

医師の仕事は多岐にわたります。皆さんが接する機会の多い意志はおそらく「臨床医」と呼ばれる病院やクリニックで患者さんの診療にあたる医師でしょう。しかし、人間の健康に関する専門知識を必要とする場所は世の中に沢山あり、様々な場所で医師は働いています。[read more=”続きを読む” less=”閉じる”]

どんな医師がいるの?どこで働いているの?

病院で患者さんの診療を行っている医師以外にどんな医師がいるのか以下に列挙して簡単に解説してみました。

①臨床医

臨床医が数の上でも最も多く、厚生労働省の発表する資料でもだいたい25万人前後です。病院やクリニックで働いている医師ですね。患者さんの病気を診断したり治療したりするのが仕事です。

②研究医

ノーベル医学生理学賞を取られた山中伸弥先生のように、基礎研究に従事している医師もいます。病気の原因や治療法を日夜研究している大変な仕事です。また、一般的に研究医は経済的に臨床医に比べて恵まれないため、副業で臨床のお手伝いをしながら生活している方もたくさんいます。

③産業医

産業医とは耳慣れない言葉かもしれませんが、企業などに努めて従業員の健康や安全に関する改善に取り組んでいる医師です。

東京都医師会の定義によれば次のような医師ということです。

産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。(東京都医師会ホームページより)

働き方改革等でその役割が注目されています。メンタル面での対応が多くなりますが、それ以外にも病気で休職後の服飾の相談を会社と従業員に対して行います。

④医系技官

医系技官は国家公務員で、厚生労働省に所属しています。医薬品等の規制に関する業務などに従事しています。

厚生労働省の定義によれば次のような医師の事です。

人々の健康を守るため、医師免許・歯科医師免許を有し、専門知識をもって
保健医療に関わる制度づくりの中心となって活躍する技術系行政官のことです。(厚生労働省ホームページより)

医療の安全と進歩のためには無くてはならない仕事ですが、世間的には全くと言っていいほどその存在が意識されていないかもしれませんね。

⑤保険査定医

保険への加入を希望している方の健康診断結果などをもとに、保険への加入が妥当かどうかを判断するのが仕事です。また、生命保険や医療保険からの支払いの際には医学的な妥当性を判断し保険会社の担当者にアドバイスをしたりします。

病院で働くのが嫌なの?

最近では医師もワークライフバランスを追求する方が増えてきていることが、病院以外の場所で働く医師が増えている一因だといえます。

また、子育てなどの事情で病院などでフルタイムで働くのが困難な医師の場合には、病院勤務よりは負担が少なく比較的定時で帰りやすいような職場での勤務を希望することもあるため、以前はなかなか医師を採用しにくかった職場でも医師を採用することが可能になっています。女医さんが増えてきた影響もあるかもしれませんね。ずっと病院以外の職場で働き続ける医師もいれば、プライベートの環境が変わり病院での勤務に復帰していく医師もいます。

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投稿者: Dr.ひろ

内科医として大学病院、地域中核病院、小規模クリニック、在宅医療、自由診療と様々な医療を経験。大学病院時代は基礎研究にも従事。現在はフリーの内科医として都内で診療にあたる。 みなさんが健康を意識し維持できるように、医療・健康に関わる情報を解りやすく身近なものとして提供したいと考えています。そのための手助けになれれば嬉しいです。/ 医師(日本内科学会認定内科医、日本血液学会血液専門医)/ 医学博士(内科学, 東京大学)/ MBA(経営管理学修士, 名古屋商科大学)/ 産業医/ 合同会社スケールフリー代表社員