MBAを取得して良かったこと

MBAって役に立つの?立たないの?

MBAを取得して良かったなあと思うこと、巷で言われているMBAに関する疑問について考えてみました。[read more=”続きを読む” less=”閉じる”]

「MBAなんて意味あんの?」

最近MBA不要論のような主張を目にすることが時々あります。もともと欧米で生まれたMBAであるだけに、日本の企業文化に合わないのでは?日本ではMBAを取得しても年収アップに直結しないのでは?という視点から「MBAなんて無駄だぜ」というものです。

そのような主張に対して私が違和感を覚えるのは、

「ん?MBA=年収アップなんて誰も思ってないよね?」

と思うからです。

MBAでは経営に必要な戦略·財務·会計等のひと通りの知識を学ぶことができ、その結果普段の仕事をより多角的にとらえて結果に結びつけることができる。その結果年収が上がる方も勿論いるでしょう。しかし、そうできない方も当然いるはずです。

ただ、物事を多角的に検討するためにはベースとなる様々な基礎知識が必要ですから、そのための基礎を身に着けるにはMBAは非常に有効だと思っています。

実際私もMBAで学んでからは、モノの見方が大きく変わりました。昔に比べてMBAを持つ人はどんどん増えていて「希薄化」してきたとも言われており、持っているだけで収入アップというのは甘い幻想かもしれません。

「経営を学びたいなら本読めば?」

「何故わざわざ大学院通うの?本読めば十分でしょ?」

といった意見もあります。経営学の知識自体は本を読めば確かに手に入ります。ただ漫然と一人で本を読み続けるのと、課題やフィールドワークをこなしながらディスカッションして身につけるのとでは習得の速さも幅広さも違うと感じました。

もともと授業を受けるよりも独学の方が好きですし、受験勉強や資格試験においてはその方が効率がいいと考えていました。これまでもほとんど独学で試験を突破してきたからです。ですからNUCBに入学する前は自分で本を買って来て黙々と読み漁りましたが、「自分の理解が本当に正しいのか?」とか「業界によっては違うアプローチをしているのでは?」など様々な人の意見を聞かないとスッキリしない部分が沢山ありました。

何よりも独学は孤独ですしね。MBAで普段は出会わないような様々な業界のかけがえのない仲間に巡り会えることも素晴らしいと思います。

価値と価格が別物であることを思い知った

MBAでマーケティングの勉強をしたことで、価値と価格が全く別物だと納得しました。「高い物≠良い物」ということです。ブランド物に対する興味はますます無くなりました。価値って難しいですね。世の中のあらゆる企業は自社の製品やサービスにいかに付加価値をつけて売るかということに四苦八苦していることが勉強してみてよくわかりました。その付加価値に対して共感できないのであれば高いコストを払う必要はないのです。より多くの顧客が共感してくれるような付加価値をつけて魅力を訴えていくことがビジネスの肝と言えるかもしれません。

医療関係者(経営者以外)の発想ですと「利益を多くとったら患者さんに悪い」という発想になってしまうのですが(実際に病院やクリニックで時々聞く言葉です)、程度の問題で適正な利益を得るということは自分たちの提供するサービスや製品に自信があれば当然と言えるのではないでしょうか。

まとめ

MBAでは他にも様々な視点から問題を捉え解決に導くための方法が学べます。きっとMBAで学んだことは一生の宝になるでしょう。興味のある方は入学を積極的に検討してみてもいいのではないでしょうか?きっとそれまでのものの味方とは異なる視点を持つことができるようになると思います。[/read]

投稿者: Dr.ひろ

内科医として大学病院、地域中核病院、小規模クリニック、在宅医療、自由診療と様々な医療を経験。大学病院時代は基礎研究にも従事。現在はフリーの内科医として都内で診療にあたる。 みなさんが健康を意識し維持できるように、医療・健康に関わる情報を解りやすく身近なものとして提供したいと考えています。そのための手助けになれれば嬉しいです。/ 医師(日本内科学会認定内科医、日本血液学会血液専門医)/ 医学博士(内科学, 東京大学)/ MBA(経営管理学修士, 名古屋商科大学)/ 産業医/ 合同会社スケールフリー代表社員