MBAの費用はいくらかかるか?

MBAの費用

MBAに通うと授業料などが高額なんじゃないか?元は取れるのか?

海外MBAと国内MBAではどれくらい費用に違いがあるのでしょうか?

国内MBAの費用

国内MBAの場合学費はどれくらいかかるのでしょうか?ここでは2018年9月時点で国際認証を取得している国内MBA4校のみを比較してみました。[read more=”続きを読む” less=”閉じる”]  

各校の概算

名古屋商科大学 慶応大学 立命館アジア 明治大学
入学金 270,000 60,000 300,000 200,000
授業料(年間) 1,485,000 3,500,000 1,247,400 1,533,000

*慶応大学の授業料は全日制と週末中心のEMBAともに同じみたいです

慶応が圧倒的に高く、他大学はほぼ横並びといった感じでしょうか。私が在籍していた医学部の授業料が50万円×6年=300万円でしたので、慶応はそれと同じくらい、その他はそれよりずいぶん安いという感じです。後述しますが教育訓練給付金制度を利用すると学費のかなりの部分が国から返還されますので要件を満たしている方はぜひ利用してください。注意してほしいのは通う大学院が対象校になっていないと給付金制度が利用できないのと、入学の1ヶ月前にはハローワークに提出しなければならない書類があるので合格発表後すぐに提出できるように事前準備の必要があることです。

教育訓練給付金制度

厚生労働省が高度人材育成のために行っている給付金制度です。実際の受付や書類の発行は各地域のハローワークで行われています。私が申請したころは最大で96万円の支給だったのですが、現在は増額されて最大112万円となっています。雇用保険に加入していた期間が所定の年数を超えていることなどの要件があります。支給額や要件は適宜変更される可能性がありますので厚生労働省のホームページで確認してください。勉強したらお金がもらえる!!最初知った時は信じられなかったくらいお得な制度です。

海外MBAの費用

海外といってもヨーロッパ、アメリカ、最近ではアジアのMBA等どこの地域を選ぶかで学費や生活費の負担は大きく変わりそうです。とりあえず欧米のビジネススクールの学費はこんな感じです。

代表的な海外MBAの学費

Harvard Stanford INSEAD
$63,000 $100,000 €84,000

どうでしょうか?さすがに高すぎるような・・・。1年間で授業料+寮費で700~1000万くらいはするということですよね。しかも教育訓練給付金のような制度もないので全額自腹・・・。

海外MBAに通うことによる機会損失

海外MBAに通う場合仕事を辞めることになる方が多いでしょう。かつては企業派遣や国からの派遣でHarvard等にMBA留学する方も多かったのですが、留学が終わるとみんな会社や役所を辞めてしまうので今は下火になっていますね。海外に留学した場合その国で日本と同じように働くというのはビザの問題もあり不可能ですので、かなりの貯金または奨学金を得ていく必要があります。

また留学中に働くことができなかったことによる経済的損失=(あなたの年収)×2(年)が機会損失となりますので学費+滞在費+機会損失分を失うことになるということです。どうしても海外人脈が欲しい方や、若い方ならばそれだけの投資を行うメリットがあるのかもしれませんが、果たしてそれだけの巨額の投資をして回収するのに一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか?今やあまりに高額な海外MBAを狙うメリットは薄れているといえるのかもしれません。[/read]

国際認証あり?なし?MBAを選ぶ基準

MBAの国際認証に関して

国際認証とは

MBAのプログラムには国際認証を得ているものと、そうでないものがあります。国際認証とはMBAの品質保証のようなもので、各認証団体の基準を満たすビジネススクールだけが認証を得られます。

国際認証機関には主なものとしてAACSB,AMBA,EFMDの3つの機関が存在し世界中のMBAプログラムがこれらの機関の評価を受けて認定を得ています。よく「国際認証を得ていないMBAは偽物なのか?」といった議論をよく耳にしますが、そこは各人の価値観で判断していただければ良いと思います。具体的に名前は出しませんが2018年時点でも複数の国内の有名大学が国際認証取得に動いていますので今後も認証を受けたビジネススクールが増えることが予想されます。[read more=”続きを読む” less=”閉じる”]

また、「国内MBAなんて行っても無駄だ!MBAとは海外のMBAだ!」という主張もありますが、個人的には意味不明な主張だと思っています。留学していようがいまいがMBAとして必要な知識を学び学位をえる基準を満たせばそれでMBAという学位が得られます。海外の大学だから国内とは全く異なる特殊なMBA教育といったことは今のご時世ありません。

さらには「国内MBAなんて行っても無駄だ!」という主張も私にはよく理解できません。そもそも何かを専門的に学ぶことに無駄なことなどあるのでしょうか?人生に無駄はないというのが個人的な心情ですのでそう感じるのかもしれませんが。「国内だから無駄」という主張をする人々は普段の生活の中で日々学びそれを生かすという経験をされているのか疑問ではあります。平凡で退屈な日常生活ですら無駄はないのですから。

確かにHarvardやStanfordのMBAに入るには多大な努力が必要で、それを通過した方には敬意を覚えますが、いわゆる「学歴厨」でなければ名前に等こだわらず自分が最も低リスクで学び、早く実践に生かすということにこだわってビジネススクールを選択するのもありだと思います。卒業後に仕事で結果が出せれば誰にもケチをつけられることはないでしょうから。

国際認証を取得している国内MBA

日本国内のMBAには国際認証を得たプログラムは4つしか存在しないのが実情です。国際認証の無いMBAは海外ではMBAとして認められないので、MBA取得後に海外でのビジネスに挑戦しようと考えている方はどのプログラムに登録するのか熟考が必要です。国際認証を取得している大学院は2018年9月現在次の4校です。私はNUCBの卒業生ですので、NUCBに関しては自分の体験談を他の投稿に書かせていただきました。

・慶応義塾大学大学院経営管理研究科(AACSB,EFMD)

国内では知名度が高いですが、フルタイムなのでなかなか敷居が高いです。その後土曜日中心のEMBAを初めたようですが、あくまで土曜日中心であり平日の夜間にも授業があるため夕方早々に仕事を切り上げることのできない人には難しいでしょう。慶応の資料などを読んでいて個人的に感じたのは「ある程度の会社の跡継ぎが人脈を作る場としての価値」にも重きを置いているように感じました。

・明治大学(EFMD)

明治大学も2018年に国際認証を取得しました。明治大学も知名度という点では国内では高いですので、プログラムの内容次第ですよね。

・立命館アジア太平洋大学(AACSB)

2016年に国際認証を取得しました。大学自体が2000年にできたばかりなので、情報をあまり知りませんし出回っていません。これから情報がどんどん出てくるのではないでしょうか。「立命館」自体は知名度があるので、魅力的なプログラムを揃えることで優秀な学生を集めることができれば、卒業生が活躍して人気が出るのではないかと思います。

・名古屋商科大学大学院(AACSB,AMBA)

知名度と言う点では早稲田や慶応に劣りますが、国際認証をダブル取得している完全週末型のMBAとして独自の地位を確立しています。国際的なランキングでもアジアNo.1と評価されたりもしており、今後の伸びに期待しています。外国人の学生も多く、アメリカ人からわからない漢字を教わったりちょっと衝撃でした。

ちなみに世界MBAランキングにおいてのNUCBの評価は次のような感じです

QSランキング(2018年)

課程 カテゴリ 国内 アジア 世界
Executive MBA EMBA 1位 14位 111位
MIM(英語MBA) Global MBA 2位 21位 151位

eduniversalランキング(2018年)

課程 カテゴリ 国内 アジア 世界
Executive MBA 社会人MBA 1位 4位
MBA 起業家養成 1位 1位 27位
MIM(英語MBA) General Management 1位 2位
MSc in Taxation 税法学 1位 1位 3位

以下ニュースからの引用

名古屋商科大が国内2位 英MBAランキングで
名古屋商科大学ビジネススクール、世界ビジネススクールMBAランキングにおいてすべてのプログラムが日本1位にランクイン

NUCBでの生活はとても刺激的なものでした。授業についていくのは確かに大変でしたが必死に勉強した分だけ多くのことを学ぶことができて入学して本当に良かったと感じています。

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社会人週末MBAの現実とは?

社会人がどうやってMBAに通うか?

現在社会人がMBAを取得するには大きく分けて次のような選択肢があります。どの選択肢を選ぶかで経済的にもその後の人生の展望的にも一長一短ありますので、よくよく検討して選ばれたほうが賢明かと思います。特に40代以降の方などは人生を左右する後戻りのできない選択になる可能性もあるため家族の理解も必要ですね。[read more=”続きを読む” less=”閉じる”]

1.国内のフルタイムMBAに仕事を休んで(辞めて)通学

いわゆる旧来の大学院に仕事を止めて(または休職して)通学する方法です。会社が理解があって応援してくれる場合にはこの選択肢もあるのかもしれませんが、現実的にはそのような会社はかなり少ないでしょう。また、仕事を辞めるとなると経済的損失は大きいです。辞めた後の再就職先とある程度のポストの確約が無いと、卒業はしたがキャリアダウンしたり、そもそも帰る場所が無くなったといったことにもなりかねません。

2.海外MBAに仕事を休んで(辞めて)留学

MBAは欧米の大学院が主流なので海外の有名大学院のMBAに通うために仕事を休んで(辞めて)挑戦される方もいるようです。TOEFLなどのスコアを条件に課されるところが多いのでそもそもある程度の英語力が無いと無理ですが、合格すれば海外生活で英語力を同時にブラッシュアップできるということと、海外の人脈が得られるという点ではメリットは大きいですが、やはり休職(辞職)しての留学となると家族への負担も大きく限られた人しか挑戦できないのではないでしょうか。

3.国内週末MBAに通学し仕事と両立

私が選択したのはこの方法です。現在国内には文部科学省の社会人教育の推進も後押しとなって週末に学べるMBAがいくつか存在しています。大学によっては教育訓練給付金という国からの補助金を受けることができ、通学しやすい環境が整えられています。平日仕事が終わってからの学習はかなりハードですが、仕事を続けられるという点は大きなメリットです。「勉強したらお金がもらえる」という夢のような制度を利用しないなんて何のために高い税金を納めているのかわからなくなってしまいます。

4.ネットでMBAの講義を受講

この選択肢も仕事を続けながら可能という点ではメリットがあります。しかしながら、MBAは基本的にクラスでのディスカッションも学びの重要な要素のひとつであり、MBA取得までの道のりを一人で乗り切るのは孤独で苦しい戦いとなるかもしれません。他の学生と交流する中で刺激を受けてより学習意欲がわいたりすることも多いと思うのでその機会を得られにくいのはオンライン学習の弱点だと思います。

また自分でしっかりとスケジュール調整をして継続できるだけの意思が無いと中途半端な学習で終わってしまう可能性もあります。

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